お知らせ / 議会報告2025/06/27

2025年6月の三鷹市議会(令和7年第2回定例会)石井れいこ一般質問「市民の不安払拭について」

2025年6月の三鷹市議会(令和7年第2回定例会)石井れいこ一般質問「市民の不安払拭について」

三鷹市議会(令和7年第2回定例会)

2025年6月2日 石井れいこ一般質問【動画】

テーマ:市民の不安払拭について

1.私立認可保育園の監督体制について
2.上連雀三丁目暫定集会施設及び かみさん広場について


以下2025/6/2 令和7年第2回定例会(第2号)の私の一般質問の全文です。

2025-6-2:三鷹市議会令和7年第2回定例会(第5号) 本文

市政に関する一般質問

◯石井れいこ
よろしくお願いします。
 1、市民の不安払拭について。
 (1)、私立認可保育園の監督体制について。
 2024年度、三鷹市内のある株式会社運営の私立認可保育園の正規保育士13人中8人が退職しました。6割強の保育士が退職したことで、子どもたちや保護者からは不安と心配の声が多く寄せられています。認可保育園は運営がどこであっても公的施設としての扱いになり、自治体の厳格な監督対象です。
 質問1、現在、本市としては、私立認可保育園の保育士の退職人数について詳細は把握していません。今後は退職状況の詳細な把握や大量退職に関する保護者説明会への市職員の出席もすべきと考えますが、所見を伺います。
 質問2、急な退職、大量離職は子どもの育成に影響があることから、給与の問題、勤怠状況やハラスメント等のヒアリングを各私立認可保育園の保育士にも行うべきと考えますが、所見を伺います。
 質問3、保護者が保育園に対して不安な出来事があっても、円満に日常を過ごしたいために、園側に何も言えない状況があります。こういった保護者が声を上げやすくする体制をつくるべきです。保育園への不安や不満の声を受け付ける市の窓口を明示し、入園の際に配布すべきと考えますが、所見を伺います。
 (2)、上連雀三丁目の暫定集会施設及びかみさん広場について。
 質問4、地域自治会は、2021年に上連雀三丁目暫定集会施設及びかみさん広場について、将来的にも地域の人々が利用しやすい環境に整えてほしいと河村市長へ要望しました。しかし、本市は2025年に入り、この自治会の要望に反して民間委託により集合住宅を建設し、その中に暫定集会施設を入れる計画を提案、地域自治会に説明しました。地域の人々を軽視し、コミュニティ自体が壊れる可能性もあり得る提案に地域の人々は大変混乱をしています。本来の地域の要望どおりの計画を提案し直すべきと考えますが、所見を伺います。
 質問5、暫定集会施設の地下には震災用応急給水施設として、災害時の地域の人々の約60トン分の飲料水が確保できる給水タンクが設置されています。本市はこの給水タンクも撤去する可能性を地域に説明しました。地域の安心安全を考えれば、給水タンクはなくすべきではありません。所見を伺います。
 よろしくお願いします。

●市長(河村 孝さん)
皆さん、おはようございます。それでは、私のほうから1つ御答弁させていただきます。
 まず、質問の4でございます。地域の要望を踏まえた計画提案についてでございます。上連雀三丁目暫定集会施設につきましては、老朽化が進んでいることから、隣接するかみさん広場の機能を生かしながら建て替えを行うことを視野に、土地交換や官民連携事業の活用など、まちづくりの相乗効果が生じるような事業スキームを検討しております。自治会の皆様に対しては、市の検討状況を適宜御説明しております。今年に入ってからも既に担当が数回お会いし、施設の利活用については現在検討中であり、決定したものではないとの前提の下、民間事業者との協働による施設整備を進める場合のイメージ案をお示しし、意見交換を行ったところでございます。
 御質問者が言われたように、私自身も要望書を提案されていたり、お祭りとかそういうときにお話をする機会がございます。市では、今後も事業の進捗に応じて検討内容等を報告させていただき、それに対する地域の皆様の御意見や御要望等をお聞きしながら丁寧に進めていきたいと考えております。
 現状、市の施設も民間と共同してそういう施設を持っているものもありますし、東京都の都営住宅の一部にそういうものを御用意させている場合もあります。民間と一緒だから、あるいはほかの機関と一緒だから、それがコミュニティを崩すということにはならないというふうに思っております。ただ、住民の方には十分説明している前提でありますけれども、決定しているわけではない。もちろん様々な可能性を私どもは検討させていただいておりますので、その中で一番進んでいる状況を、今お話ししながらいろいろな議論をお聞きし、実現に向けてお話をお聞きしているというところでございます。直接私のところに施設内容についての御要望がございますけれども、民間と一緒だからとか、そういう前提条件について、私は少なくとも反対意見を聞いたことは今のところございません。
 私からは以上でございます。ありがとうございました。

●子ども政策部長(近藤さやかさん)
市長の答弁に補足いたしまして、私からは私立認可保育園の監督体制について答弁をさせていただきます。
 御質問の1点目、退職状況の把握、退職に関する保護者説明会への出席についてでございます。御質問の認可保育園については、保育士の退職により、保育士の配置が国の基準で定められた配置となっているかについて問題がないことを確認しております。当該保育園につきましては、保護者説明会が行われたことを把握しておりますが、設置者及び施設と保護者との関係において実施されるものであり、市の職員が説明会に出席することは考えてはおりません。
 続いて、御質問の2番目、各私立保育園の保育士への給料や勤怠状況、ハラスメント等に関するヒアリングの実施についてでございます。職員の大量の離職が生じた際には、定期的な保育巡回のほかに、保育の実施状況を現場確認するため保育施設を訪問し、保育巡回指導を実施しております。また、必要と認める場合には複数回実施をいたしまして、子どもと保護者が安全で安心して保育園を利用できるよう助言、指導を行っております。
 また、市内の保育施設で働く職員から市に相談できるように、子ども政策部保育支援課に保育士の相談窓口を設置し、園での周知及び市のホームページで御案内をしているところでございます。
 御質問の3番目、保護者からの保育園に対する不安等を受け付ける窓口の御案内についてでございます。認可保育所では、東京都の条例や保育所保育指針等において、苦情の適切な解決に努めなければならないと定められております。苦情解決に向けた施設の取組は、重要事項説明書等において入園時に保護者に説明し、施設内の掲示板に苦情解決責任者及び苦情担当者、第三者委員の連絡先等を掲示する等によりまして、保護者の皆さんへ周知を行っております。また、三鷹市の指導検査においても、苦情解決に向けた取組が実施されているかを確認するとともに、保育所等における不適切な保育相談窓口を市に設置し、ホームページで御案内を、周知を図っております。今後も、指導検査等において適切に苦情解決に向けた取組が実施されていない場合には、指導等を行ってまいります。
 私からの答弁は以上です。

●都市再生部長・調整担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(池田啓起さん)
私からは市長の答弁に補足しまして、1点お答えさせていただきます。
 質問の5番目、災害用応急給水施設について。応急給水施設として地下に埋設されています非常用貯水槽の取扱いにつきましては、暫定集会施設や広場と同様に現在検討中であり、撤去することが決定しているわけではございません。自治会の皆様には集会施設など、これらの施設整備を進める場合、非常用貯水槽を撤去する可能性があることの御説明をしておりますが、当該施設は災害時在宅生活支援施設として指定をしておりますので、その機能を維持するために必要な代替策などについて、現在意見交換を行っているところであります。今後も、防災対策に関する地域の皆様のお考えや御意見等を丁寧にお聞きしながら進めていきたいと考えております。
 私からは以上です。

◯石井れいこ
ありがとうございます。保育園の話からいきます。
 園長のいる前で保育士に意見を求めても保育士は何も言えないと思うんで、そういうところも配慮もお願いしたいと思います。
 そして、人間の子どもの話の、保育の話をさせていただいています。まず、こちらの園は、長年にわたり園の入り口で朝と夕方に見守りをしてくれているシルバー人材センターの方々がおりましたが、昨年度から見守りを廃止しました。ここで慣れ親しんでいた子どもたちや保護者の安心が1つ減りました。さらに園長が辞め、次の園長が決まったがすぐ辞退され、園長不在になりました。ここでも不安が増しますよね。さらに、保育士の人数が基準内であるから問題ないと、保育士の人数が減らされました。減った人数で大変なのに、不適切保育をするな、乳幼児突然死症候群にならないために、見守りはその人数で頻繁にしろという、人員を新たに配置しないで、今いる保育士に無理をさせる株式会社本部の横暴さが園の説明会議事録からうかがえました。さらに、保育士たちは、お昼休憩は階段で座って御飯を食べています。休憩中もタブレットでほかの業務をしており、家に仕事を持ち帰ることもあるそうです。これは労働基準法に違反しています。こういうブラックな状況は、園長からは話が出てこないと推察しますが、三鷹市は把握されていましたでしょうか。

●子ども政策部長(近藤さやかさん)
再質問に答弁させていただきます。
 今、御意見、御指摘いただいたところ、ちょっと個別的なことでございますので、この場では個別のことについてお答えは控えさせていただきます。ただ、おっしゃったように、園長からなかなか出てこない、また園長の前で保育士御自身はなかなか言いづらいということもあろうかと思いますので、先ほど申しましたように、市のほうに保育士の方から直接御相談いただく、匿名でも御相談いただけますので、そういったことは御案内を引き続きしてまいります。
 以上です。

◯石井れいこ
来てくださいじゃなくて、自分から情報を取りに行かないといけないと思います。保育士を守らずして誰が子どもを守れるのかという、その責任感を持って自分たちから情報取りにいってほしいです。こういった不安が続く園に子どもたちを預けている保護者の気持ちになってほしいです。子どもたちを安心安全の中で育みたいのに、その環境が壊されていると。そして、保育士の大量離職の弊害として、子どもたちは名前が書かれた養生テープを背中に貼られ、さらにお昼御飯の誤食もあったそうです。幸い何のアレルギー反応も出なかったからよかったものの、命に関わる問題です。職員たちも被害者で、このミスは職員に負担がかかるような運営体制が引き起こしたものだと考えられるからです。大量離職の影響は子どもたちの命にまで関わる問題であるのに──亡くなってしまってからでは遅いんですよ。私の3つの要望を全て実施できないというのは、子どもたちを守る気がないと、とんでもない問題だと考えます。
 保育業界に限らずですが、使い捨てのような扱いをしちゃいけないと、どんな無理をさせているかという視点から、保育士に対してちゃんとこちらからヒアリングすべきです。ずっと長く子どもたちのために働いてもらえるよう、保育士の人権が守られるように三鷹市には監督してほしいんですが、再度いかがでしょうか。

●子ども政策部長(近藤さやかさん)
再質問に答弁いたします。
 おっしゃるように、子どもの命、子どもに関すること、これは本当に真に三鷹市として、保育を実施する三鷹市として行うべきだと思っております。ただ、今おっしゃったように、市のほうから直接一人一人、全ての園についてヒアリングを行うかということについては、もちろん保育園の設置事業者とも協議が必要でございますので、そのことは今後ちょっと検討の余地もあろうかと思いますが、今のこの時点で、一つ一つ、お一人お一人にヒアリングするということまでのお答えはちょっと控えさせていただきます。
 以上です。

◯石井れいこ
事故が起こってからようやく動くという話になるんですかね。事故が起こって誰かが亡くなってしまってから、ようやく市が動くということになるんでしょうか。保護者と離れて不安な中、一番近くの保護者の代わりは保育士であって、その方たちの就労環境は育成に直結します。しかし、株式会社の保育園が潰れたら、通っている子どもたち、保護者に被害が及びます。だから、保護者も保育士もそこまで強く誰にも言えないという背景もあるなどと聞きます。だからといって、株式会社が潰れないように、悪事は見逃さなければならないということにはなりません。そもそも保育園の株式会社運営自体をよしとする三鷹市側の選択ミスとも考えられます。しっかりと責任を持って子どもたちと保護者、そして保育士たちを守ってください。入り込んでください。ですから、私の質問1、2、3の要望を必ず実施していただきたいと強く再度要望しますが、いかがでしょうか。

●子ども政策部長(近藤さやかさん)
株式会社イコールというようなことではないと思います。全てどの園においても保育が安全に行われること、それから保育士の皆さんが働ける職場環境、こういったことが大変重要だと思っておりますので、子ども政策部の中に保育支援課を設置しまして、保育巡回を重点的に、今までよりも現場に行けるようにしておりますので、その中でも今、御指摘のことも含めまして、現場で確認をしてまいりたいと思います。
 以上でございます。

◯石井れいこ
株式会社のところは事業所のほうに任せているから考えてないということを言っていたから、そうやって私は言っています。
 保護者に配布しているという話がありましたが、私、2つの保育園を知っていますけれども、もらっていません。
 あと、次行きます。かみさん広場の話です。市民軽視だと私は言っています。三鷹市は市民の声を聞いているとかよく言っていますけど、うそつきだと思います。全く聞いてない提案じゃないですか。マンションを建てるとかも提案されて、地域はどう受け止めればいいんですか。どうやっておみこしするのか、どうやってお餅つきやるのか、お祭りするのか、子どもたちや高齢者の方が利用できるんですか。どう考えたってできませんよ。以前、市長も来られていましたが、多世代が交流できるすばらしい空間だったじゃないですか。三鷹市はコミュニティが壊れているとか問題になっているのに、実際壊そうとしているのは三鷹市のほうだと考えます。井の頭の某書斎は市民の税金でぽおんと建てたのに、この地域には冷たいと感じます。
 かみさん広場周辺を売ろうとしているのか、それとも貸そうとしているのか、伺います。

●副市長(久野暢彦さん)
再質問にお答えします。
 今回この件につきましては、地元の自治会の方々から、これまでの暫定だった集会施設を今後将来に向けて機能をちゃんと維持できるような、そういった御相談があったということをきっかけにしております。そのための方法として、例えば民間の活用ですとか土地の交換とか、そういういろんな多様なことをこれから検討していきたいということを地元の方にお話をしたところでございます。先ほど部長も申し上げましたとおり、決定していることではないんです。こういう可能性とかこういう可能性、そういったことについてお話合いを進めていきながら、今後のことを検討していきたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。

◯石井れいこ
多様なとか民間活用とか、その理由を教えてください。

●副市長(久野暢彦さん)
再質問にお答えします。
 いろんな可能性というのは、そこの土地を活用するために、必ずしも市だけで何か行うということだけではないというふうに考えております。いろんな形で──多様なというのは、建物をほかの民間事業者の方が建てる場合ですとか、またはほかの手もあるかもしれません。いろんな方法を考えるという意味で、多様という言葉を使っております。
 以上です。

◯石井れいこ
なぜ活用なのか教えてください。

●副市長(久野暢彦さん)
再質問にお答えいたします。
 なぜかといいますと、今、現状のあるところをそのままですと、集会施設が老朽化したままになってしまいますので、それを何とかするためにいろんな方法を考えるという意味です。なかなか限られた土地の中で、いろんな方法を考えるといっても多様な方法もあると思いますし、時間もかかるかもしれませんので、そういうことについて地元の方々とお話合いをしながら、可能性を検討していきたいという意味でございます。
 以上です。

◯石井れいこ
それは市のお金でやればいい話で、民間活用というのが出てくる発想がおかしいと思います。地域の人たちに愛されている暫定集会施設及び広場をもっと使い勝手のよいスペースに修繕したり、急勾配をなだらかに整備したり、それはとても簡単なことだと思います。三鷹市はあの場所の価値を全く把握できてないと推察しますので、まずはあの場所のすばらしさを地域の方々からヒアリングして、そこを残す、生かす形に話を進めていただきたいんですが、いかがでしょうか。

●市長(河村 孝さん)
あの地域の、あの地区のすばらしさというのは私も感じています。毎回お祭りに顔を出させていただいていますので、いろんな方、議員さんも含めてお会いします。そこで町会活動を一生懸命やっている方のお話も私は聞いています。その中で以前──今のプレハブの集会室がどういう経緯で造られたか御存じかどうか分かりませんが、駅前のコミュニティ・センターの分離施設をあそこに造るということがもともとの計画であったわけですが、それを撤回した後、結局何も造られなかったわけですよ。建設会社の協力を得て、使っていたプレハブをあそこに移設して、集会施設として使わせてもらっているというのが経緯です。ですから、そういうプレハブの施設であっても、地域の方はそれを有効に使われて、今、お祭りのときも炊き出ししたりいろんなことをやっています。広場では、お祭りの起点としておみこしを担いでいく、あるいはテントを張って子どもたちと一緒に楽しむみたいなことをやっていらっしゃる。その空間を大切にしたいという気持ちはある。今までずっと何十年も、そういう意味ではまさに暫定利用であって、プレハブも本当にまさに崩れてもおかしくないような感じになっていますから、私としては何とかしたいという意図で、今回の計画を立てているわけです。それをやるためにも、駅前の中で非常に立地のいい場所ですから、活用も含めて、経済的なコストも考えながら、今と同じ、あるいはそれにプラスアルファした形での公共的な機能を何とか今のものを生かしながら、広場も、タンクも何か撤去することを前提に、決定したかのようなことを言われていますが、そういうことも大事にしながら生かしていく、そういう空間にしていきたいというのが私の考えであります。
 何か民間と組むと、先ほどの保育園の話もそうですけれども、立派にやっている保育園もいっぱいありますし、そういう形で立派にプロジェクトを達成したところもあります。ですから、そういう意味でぜひ何とかしたいというふうに思っていますが、建設コストも上がっているところから、いろいろ苦難の状況ではありますけれども、一歩でも地域の方のお気持ちといいますか、今やっている姿を踏まえながら、活性化できるように私としては工夫をするつもりで、市民の方との意見交換をさせていただいているということであります。何もこういう形でやるということでもって決めつけて言っているわけではありません。私に対して、民間活用が駄目だとか、そういう話をされた方は1人もいませんよ。今、議会で初めて聞いて私としては驚いている限りでありますが、市民の方が、地域の方がお求めになっているのは、今の施設機能、今の果たしている機能を十分大事にしていただきたいという声は私のところに届いています。そういう意味で、何か決めつけて、私どもが地域の方の御意見を聞いてないかのような、そういうような話の進め方はやめていただきたいというふうに思います。
 私からは以上でございます。

◯石井れいこ
じゃあ、民間活用の説明をちゃんとしたほうがいいんじゃないですか。自分たちの市が、何かあったときにそこを使いたいときに、なかなかそこがうまくいかなくなるという、市の思いどおりにはならなくなると、民間との交渉が挟まってくるということもちゃんと説明したほうがいいですよ、そこは。分かってないということじゃないんですか。伝わってないんですよ。
 あと、広場の樹木があることで、夏場涼しさを感じる場所になっています。あそこにマンションが建てば、土や原っぱ、樹木がなくなり、ヒートアイランド現象が進みます。今あった自然は取り戻せないものになりますし、温暖化が進む夏場の暑さ対策からは逆行した利活用提案です。その点についても、地域にとっては価値を下げることになります。今、あそこ、樹木をすごい剪定をすごいしているなと思っていたら、どうやら伐採というふうにシールが貼られていましたけど、その損失をどのように埋めようと考えているのか、伺います。

●副市長(久野暢彦さん)
再質問にお答えします。
 こちらの計画については、先ほどから申し上げていますとおり、地元の方とお話をしながら、これから今、検討しているところです。何かこの計画が決まって、この範囲に建物を建てるとか、また樹木がここはなくなるとか、そういったことが決まっているわけではございません。
 以上です。

◯石井れいこ
いや、樹木がなくなるような計画を提案しているから私は言っているんですよ。端っこのじゃりじゃりの、今駐輪場のところしか残さないというふうな提案をしているんですよ。ほとんどこっちがなくなるという話なんですよ。その提案のために私は言っています。
 広場にある2つの給水用の単口消火栓をなくして、道路にある消火栓に一本化にすると言っています、この2つの消火栓をなくして──東京都水道局によると、道路の消火栓は火事の際の消火活動に使うもので、飲料用のためではないとおっしゃっていました。多重防御の観点からも、二重の備えこそが災害時の確実な水確保を可能にするという考えだそうです。そして、災害用貯水槽は30年たっていますが、今後もずっとなくさない予定だそうです。地域自治会に説明している内容と違いますが、ミスリーディングではありませんか。

●都市再生部長・調整担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(池田啓起さん)
再質問にお答えします。
 その給水貯水槽につきましては撤去する、また代替案についてこうするというような決定は、まだこの事業スキームが決まっていないため、地元の方とは、市のほうとしては代替えの1つの案として提案をさせていただきましたけれども、今後、地域の皆様とこの事業スキームの方向性を見極めながら、踏まえながら意見交換をし、その扱いについては検討していきたいというような段階です。
 以上です。

◯石井れいこ
地域に説明しているのは、この辺に消火栓があるんですよ、ここに給水スタンドを建てればこれは大丈夫という話をしているんですよ。だけど、水道局は、それは駄目だよ、大変なことだよと言っているんです。だから、提案に入っていること自体がおかしい。そして、水道本管が強化されていると言いますけど、過去の震災のように断水やアクセス不能が起こるケースに備えるためには、多重防御として非常用のほうも残すべきです。それを提案にちゃんと入れてなきゃいけない。貯水槽は、地域の価値のある防災資産でもあります。その資産を奪うことは、地域の命を見捨てることでもあります。この計画、自治会の要望書まで戻ってください。いかがでしょうか。

●副市長(久野暢彦さん)
再質問にお答えします。
 多重防御の話は非常に重要だと思っております。防災の観点から、そういうことをまちづくりの中できちんと大切にしていく必要があると考えております。この地区につきましては、先ほどから言っておりましたとおり、ここの計画はまだ決まってないんですけれども、どういう形になるのか決まってくる可能性というのを今後考えていく上で、もし土地を改変することによって、今既存の給水の施設が一旦撤去しなければならなくなる、そういう場合があったときには、別のものででも多重防御の観点から、何らかの防災施設が必要になるだろうというような話をしているところです。もし今の給水施設が全然そのまま残せて、何ら手を触らなくてもいいということであれば、そのまま残すことになるというふうに考えます。したがって、市が大事な防災施設を一方的に撤去してしまうとか、そういうことではないんです。代わりに別のものが必要になった場合はこういう可能性もありますとか、こういうことも検討していく必要がありますねということを地元の方々と御相談しながら進めていきたいと思っております。
 以上です。

◯石井れいこ
提案で逃げないでほしいんですよね。何らかの防災施設の提案もないんじゃないですか。ほかにもないでしょう、どこにも。どこにどうやって移そうかなという計画もない。ただ単に今提案しているのは、近くの消火栓から取るということで、1個潰す話になっちゃっているんだから、何も提案されていません。ちょっとそこも含めて今後、よろしくお願いいたします。


■【れいわ三鷹サポーター募集】

是非私たちと一緒に活動をしましょう!
仲間はいつでも募集してます。
サポーター登録はこちら

■ご寄付はこちら↓
活動にはチラシ代、ポスティング代、活動費等どうしてもお金もかかります。れいわ新選組を拡げるお力貸してください。
ご寄付はこちらから


■【公式SNS】でも情報を発信してます。
是非ともフォローやいいね!よろしくお願いいたします。