【隔週刊】「「日本を守る」とは戦争につながる??」「3議席獲得!(参議院選挙2025夏)」「かみさん広場を守った!」他 2025/7/22

■「日本を守る」とは戦争につながる??
参院選が終わりました!
皆さま、連日お騒がせいたしましたが、ご協力に心より感謝申し上げます。
現在の選挙制度では、各党が限られた期間と手段の中で、政策を伝えるために全力を尽くすことが許されています。今回も、さまざまな訴えがなされました。
ただ、その中で気になったことがあります。
本来、「減税」や「消費税の見直し」などが大きな争点になるはずだった今回の選挙で、一部の発言やキャンペーンが「外国人が優遇されている」「外国人のせいで日本人が苦しんでいる」といった方向に流れていったことです。
このような言葉を目にしたとき、多くの人は「なんとなく正しそう」「危機感を持つのは悪くない」と受け止めてしまうかもしれません。
しかしこのような言説は、実際には根拠の薄い「不安のあおり」であり、特定の人々に対する差別的な感情を助長するものでもあります。
歴史を振り返ると、こうした「敵をつくる言葉」は、国民の不満や不安を特定の集団に向けることで一時的な結束を得る、という手法として繰り返されてきました。
例えば、ナチス・ドイツでは、社会不安の中でユダヤ人が標的とされ、大きな悲劇へとつながりました。
ナチスドイツ(幹部のヘルマン・ゲーリング)は、かつてこう述べています。
「もちろん一般の国民は戦争を望んでいない。しかし結局のところ政策を決定するのは国の指導者たちであり、国民をそれに巻き込むことは常に簡単なことだ。国民は常に指導者たちの意のままになるものだ。とても単純(な理論)だ。自分たちが外国から攻撃されかけていると説明するだけでいい。そして平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険にさらす人々だと、公然と非難すればいいだけのことだ。この方法はどこの国でも同じように通用するものだ」。
このように、「守るべき国」を強調しすぎることは、知らず知らずのうちに「排除すべき他者」を生み出すことにもつながりかねません。
「日本を守りたい」「国民を守りたい」という気持ちは自然で正当なものです。しかし、その気持ちが誰かを排除したり、傷つけたりする言葉に結びついていないかを、私たちは立ち止まって考える必要があります。
「日本を守る」「日本人を守る」「他者を排除すれば良くなる」
➡「ナショナリズム」の高まりとも言える。ここで、え?ナ、ナ、ナショナリズムってなぁ~に???という言葉が。
🌍 ナショナリズムについて考える
「愛国心」や「日本を大切に思う気持ち」はとても大事です。
ですが、それが他者を攻撃する方向に向かうとき、そこには「未熟なナショナリズム」の影が見え隠れします。
✅ 幼稚で危ういナショナリズムとは?
- 自国や自民族を絶対化し、他者を脅威と見なす
- 異なる文化や価値観を「敵」とする
- 自分と違う意見に「非国民」などのレッテルを貼る
●アルベルト・アインシュタインの発言
「ナショナリズムは、人類の病であり、子供じみた病気だ。」
ナショナリズムを、人類の共存に対する障害であり、知性や想像力の欠如と見なしていました。
歴史的には、ナチスのユダヤ人迫害や、ルワンダ虐殺、旧ユーゴ内戦、現代ではトランプ支持層の反移民感情、欧州の極右政党などと同様の構造があります。
✅ 成熟したナショナリズムとは?
- 自国を大切にしながら、他国や多様性との共存を尊重する
- 自信と寛容をもって、相手の立場も理解しようとする姿勢
- 歴史から学び、未来に責任を持つ意識
★ 私たちが向き合うべき現実
今、日本が本当に向き合わなければならないのは、「誰が敵か」を探すことではありません。
- 物価高と経済の停滞
- 食料自給率(種を加えると)わずか9%という危機的状況
- 農業・地域の衰退
- 将来に不安を感じる子育て世代
こうした課題にこそ、冷静に、協力して取り組んでいくべきです。
「差別するつもりなんてなかった」
「区別のつもりだった・・」
「そんなつもりはなかった」
「ただ日本を守りたいだけだった」
そうした思いが、意図せず他者を傷つけてしまうこともあります。だからこそ、言葉の力と、その先にある影響について、少しでも多くの人に考えてもらえたらと願っています。
私たち一人ひとりの冷静な判断と行動が、これからの社会をつくっていきます。 分断ではなく、希望をつなげていけるように。
すべては子ども、高齢者、障害、LGBT、人種等の少数者や社会的弱者と呼ばれる方の命をも守るためです。
「自分は差別なんてしていない、これは区別だ」「日本と外国を一緒にするな」「昔と今を比べるな」――そんな声を頂くことがありますが、ナショナリズムが行き過ぎると、国家が国民よりも優先され、私たち一人ひとりの人権や自由が脅かされるようになってしまう。 それは、過去の歴史が何度も教えてくれていることです。そしてその先には、外国人やマイノリティだけでなく、同じ国に暮らす人同士での排除や分断が始まるという、非常に危うい道が待っているのです。「誰が敵か」ではなく、その状況を作った政治のほうを変えるべきです。人と人が対立する構造を未然に防ぐことができるのも政治の力です。どうか諦めないでほしい。
争いは未然に防げるのです。
■3議席獲得!(参議院選挙2025夏)

国連の元上級顧問、伊勢崎賢治氏の当選が話題になっている。
「私が国会に選出された場合、2つのことを実現するために全力を尽くします。
まず、イスラエルに対しガザでのジェノサイドを停止するよう圧力をかけること、そして次に、日本をG7諸国で初めてパレスチナ国家を承認する国にすることです」

憲政史上初、重度障害者で2期目の国会議員となる。 次々と公共交通のバリアフリーを実現。
「遊ぶ、学ぶ、働く。 誰もが当たり前にしてることを、私たち障害者は、国の制度によって制限されています。 強い者だけがつくる、いまの政治。 私は弱い立場の代表として、障害者が暮らしやすい街は、誰もが生きやすい社会、そんな社会を実現します」

日本社会のあらゆる皺寄せを受け、声も上げられず苦しむ子どもたちや立場の弱い方々も安心して暮らせ、未来に夢や希望が持てる社会に変えられる。その為に「消費税廃止」「教育費無償化」OECD 並みに「教育費増額」を積極財政で実現させたい。その一方で学校に蔓延る強制管理画一化システムを変え、生徒や先生の権利を行使出来る風通しの良い主権者教育を根付かせたい。れいわ新選組なら「一人一人が大切にされる愛のある当たり前の主権在民政治」に変えられます。
主権者の皆さん!御一緒に「腐れ政治」を大掃除しましょう!
■かみさん広場を守った!
6月2日の議会での私の一般質問により、解決に結びつきました!
一般質問の動画はこちら
1、市内の私立認可保育園の大量離職の問題
2、上連雀三丁目暫定集会施設及び、かみさん広場の利活用の件
※ 詳しくは【隔週刊】「かみさん広場のゆくえは?」「自然も人も消えていく」「知らずに奪われるものとは」他 2025/4/19
1の市内の私立認可保育園については、市議会+保護者の勇気ある行動と、園側が保育士たちと話し合いを持ち、園長を交代することで解決に進みました。
2のかみさん広場へのマンション建設計画は、
「白紙」に戻されました!!
こちらも市議会+地域の方々が意見を出し、市長から地域の方々へ直接話し合いの場がもたれ、計画が市側の暴走であったことから白紙に戻すことが説明されました!
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2025年7月22日発行 / 石井れいこ & PEACE SCRUM